息子の小学校入学にあわせて水筒を象印ステンレスクールボトルSD-HAに買い替えました。
一番の特徴は、ベルト付き水筒には珍しい『カバーなし』で頑丈な樹脂パーツ『プロテクトアーマー』で保護されとにかく壊れにくいに特化していること。
引きずったりぶつけたりして水筒を壊しやすい小学生男子向けの画期的な水筒のようです。
購入するときに気になったポイントもあったので、この記事では象印ステンレスクールボトルを実際に使ってみてどうだったかを詳しくレビューしていきます。
正直にいうと「水筒やカバーをすぐに壊してしまって困っている」という悩みがない我が家にとっては扱いやすさの面でデメリットに感じる点もありました。
購入を迷われている方の判断材料になれば嬉しいです。
象印プロテクトアーマー搭載ステンレスクールボトル(SD-HA)の特徴
象印ステンレスクールボトルSD-HAは象印マホービンから出ている直飲み、保冷タイプの水筒です。
- カバーの洗濯が面倒
- カバーが破れがち
- カバーの乾き待ちが長い
という小学生の水筒のお悩みを解決する商品。
象印プロテクトアーマー搭載ステンレスクールボトルを実際に使用した口コミレビュー
小学1年生の息子に選んだのは象印ステンレスクールボトルSD-HA10-BB。
1.0Lのブルーブラックです。
幼稚園では年少のときから3年間こちらのタイガーの直飲み水筒(0.6L)を使っていたので、息子は「かっこいいー!!」と大喜びでした。
上部の樹脂パーツにはクロスのデザインとロゴが配置、本体にはブルーのドット模様で小学生男子が好きそうなデザイン。
とはいえ色味はガチャガチャしていないので親も許容範囲という感じです。笑
カバーがない水筒なので気になるのがベルトの着脱部分の構造。
ベルトの両端がフック状になっていて取り外すときには真下に押し下げ、付けるときには下から引っ掛けて上に引っ張ります。
付け外しが固くて大変なんでは?と心配でしたが慣れると大丈夫。逆に使用中に簡単に外れてしまうこともなくその辺りはさすがしっかり設計されているなと思います。
1.0Lのサイズ感は肩からかけるとこんな感じ。
ランドセルに入れることも可能です。
象印ステンレスクールボトルを使って感じたメリット
象印ステンレスクールボトルを実際に使ってみて感じたメリットはこちらの3点です。
パッキンが一体型の「シームレスせん」で内部が洗いやすい
象印といえばシームレスせん。この象印ステンレスクールボトルもシームレスせん商品でパッキンが一体型になっているので取り外して洗浄する必要がなくとても楽です。
「パッキンと本体との間に入った水分が気になる」というレビューも見かけましたが、内部まで入り込むものじゃないしよっぽど神経質でなければ気にならないかなと。
我が家はお茶じゃなくて水を入れているので毎回パッキンを外して洗ったりはしていなかったんですが、それでも1〜2週間に一度は外さないとな……と気にしていたのが不要になるのは嬉しいです。
保冷力など水筒としての機能は申し分ない
ステンレス真空2重のまほうびんで6時間後でも冷たいまま飲める高い保冷力があります。
また使用中に漏れない、フタの開閉部分が頑丈、飲み口が飲みやすく設計されている、スポーツドリンクが入れられるなど。
国内メーカーツートップの象印なので水筒としての基本的な性能は間違いないかと!
他の子とかぶりにくい
小学生に人気の保冷水筒といえばサーモスですよね。私も最初はサーモスを検討していましたが、息子と一緒に選んでいたときに「あ、これは◯◯くんの水筒!」「こっちの色は◯◯くん」とどのタイプ・色にしても誰かとかぶるだろうな〜という予感が。
その点この象印ステンレスクールボトルは持っている子が少ないのでかぶりにくく他の子の持ち物と間違えにくいという意味でいいなと思います。
幼稚園卒園前に買い替えて初めて持って行ったとき、お友達のママさんに「その水筒初めて見たー!カバーがないんだ」と珍しがってもらえました。
象印ステンレスクールボトルを使って感じたデメリット
気になる象印ステンレスクールボトルのデメリットを7点挙げます。
商品の売りの部分ですが、個人的には『カバーがない』ことによるデメリットが大きかったのが残念でした……
洗うときにベルトを外す必要があり面倒
これが購入時に一番気になっていたポイントだったんですが、やっぱり私にとってはネックでした。
「カバーがないので丸洗いできる!」と書かれていますが逆に言うと丸洗いするためにはベルトを毎回外さないといけないということ。
試しにベルトを外さずにザーッと洗って済ませようとしたらベルトが湿って嫌な感じに……
ベルトの付け外しは特別固いというわけではないけど、下向きに押し込むかたちになるので一度爪を引っ掛けてしまい爪が剥がれそうに……慎重にすれば問題ないけど毎日のことなので結構気を遣います。
またベルトを付けるときも朝の時間がないなかで3箇所に向きを合わせて取り付ける必要があり、カバーに水筒を入れるだけの方が個人的には圧倒的に楽です。
ちなみに私は幼稚園時代水筒カバーを洗う頻度は月に1度くらいだったので全然負担じゃなかったんですが、小学生男子はもっと汚してきて平日にもカバーを洗わないといけなくなるのなら丸洗いできるメリットの方が大きいのかもしれません。
本体につく傷が目立って気になる
頑丈さが売りの象印ステンレスクールボトルですが、樹脂パーツへの細かい傷は結構目立ちます。
使用2ヶ月ほどでこんな感じ。
息子は物の扱いが比較的丁寧でそんなに乱暴に使ってはないはずですが、それでも屋外でコンクリートの上に置いたりすることもあるからかこのくらい傷がつきます。
外で使うものだからと割り切ればいいのかもしれないけど、室内の習い事などで使いたい場面もあるし、今まではカバーから外して中の水筒だけをかばんに入れて持ち運ぶと見た目も衛生的にもキレイだったけど、そういう使い方ができないのは残念でした。
ベルトが細くて肩に食い込む
象印ステンレスクールボトルのベルトは1L、1.5Lと容量が大きい水筒の割に細めです。
肩パッドも付いていないので肩に食い込んで痛いみたいで気になる方は別途肩パッドを付けるなど対策をする必要がありそう。
フタのストッパーの付け外しが面倒
飲み物を飲むときにストッパーを外してからボタンを押して飲み口を開けるという一手間が発生します。
子どもは意外と楽しんで付け外ししているようですが親目線ではちょっと面倒……ボタン部の操作だけでストッパーがかかるタイプの方が扱いやすいなと感じます。
家に置いているときの存在感が強すぎる
夫に「何?このロケットみたいな水筒は」と言われてしまいました。
確かに、見た目がいかつくてゴツゴツしているのでテーブルに出ていたり洗ったあとキッチンに置いていたりすると存在感がすごいです。
カバーを外せるタイプの水筒はカバーを外した状態だとスッキリした見た目になるものが多いので、家の中で目につきやすいというのが個人的にはデメリットでした。
1.0Lからと容量が多い
象印ステンレスクールボトルは容量のラインナップが1.0Lと1.5L。
我が家は1.0Lを選びましたが、小学1年生にはちょっと大きくて……夏場は1Lくらいある方が安心かもしれないけど、通年使うのに使いやすい「600〜800ml」くらいの容量が選べるといいなと思います。
値段が高め
定価だと1Lタイプが8,250円、1.5Lタイプが9,350円となかなかのお値段。
楽天やAmazonなどの販売価格も5,000円弱と他の水筒と比べて値段が高めになっています。
2ヶ月ほど使ってみて本体も頑丈なつくりで壊れにくそう、カバーの破れなども心配ないので、安価な水筒を頻繁に買い替えるよりもコスパはいいと言えるのかも?
容量も大きめなので6年生まで使えたらいいな。
象印プロテクトアーマー搭載ステンレスクールボトルはどんな人におすすめ?
象印ステンレスクールボトルを小学生の息子に購入して、『これを選んでよかったか?』と聞かれると正直なところ「あえて選ぶほどのメリットはなかったかな」と。
我が家の息子はおっとりタイプで物の扱いも丁寧なのでそもそも持ち物がボロボロになったことがなく。(どちらかというと妹の方がバッグを引きずって破ったりする……)カバーなしである必要性がなかった、水筒本体にベルトが付いているデメリットの方が大きかったというのが一番の理由です。
ただ、この商品のコンセプトである「水筒カバーが何度も破れて困っている」というお悩みがある方にはおすすめできる水筒だと思います。
小学生の水筒は肩からかけられるベルト付きタイプの指定も多いので、ベルトが付いたカバーが破れてしまうと使えなくなってしまいカバーや水筒自体の買い替えになりコストもバカになりませんよね。
水筒本体や樹脂パーツの傷みはどうしても避けられないけど「破れて使えなくなる」から解放されるのでお悩みの方には画期的な商品です!
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